デンタルローン・医療費控除とは
デンタルローン
デンタルローンは、歯科治療の費用を分割払いで負担することができるローンの一種です。特に、インプラント治療や矯正治療など、保険が適用されない高額な歯科治療に利用されることが多いです。患者は治療費を一括で支払う代わりに、デンタルローンを利用して金融機関から資金を借り入れ、月々の分割払いで返済します。
医療費控除
医療費控除は、自分、または家族を含めた年間の医療費が一定額(10万円以上)を超えた場合に、その超過分を所得金額から控除できる制度です。
控除の対象となる医療費には、治療のための費用や診療費、薬代などが含まれます。
こんな方におすすめ
デンタルローンは高額な歯科治療費の負担を分割払いしたい人に、医療費控除は年間の医療費が一定額を超える人におすすめです。
これらを上手に活用することで、経済的な負担を軽減しながら、必要な治療を受けることができます。以下のような方におすすめです。
デンタルローンがおすすめの人
- 高額な治療を受ける必要がある方
- 月々の予算を考慮したい方
- 緊急性のある治療が必要な方
- 費用の一括払いが難しい方
医療費控除がおすすめの人
- 1年間の医療費が高額になる方
- インプラントや歯列矯正などの保険適用外の治療を受けた方
- 生計を共にする家族の医療費も方
当院のデンタルローンの特徴
デンタルローンは、高額になりやすいインプラント治療や矯正治療などの治療費を分割で支払うための便利な方法ですが、金利や返済計画を十分に理解することが重要です。
当院では、丁寧なカウンセリングを行い、ライフスタイルや予算に合った支払い方法をご提案いたします。さらに、デンタルローンと医療費控除は併用可能ですので、詳しくはお気軽にご相談ください。
デンタルローンのメリット・デメリット
メリット
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①高額な治療費を分割で支払える
インプラントや矯正治療、審美治療など、保険適用外で高額な治療費がかかる場合でも、一括で支払う負担を軽減できます。月々の支払い額を自分の予算に合わせて設定できるため、計画的に治療を進められます。
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②治療をすぐに開始できる
資金を貯めるまで待つ必要がなく、早期に必要な治療を受けることができます。 これにより、症状の悪化を防ぎ、早期回復が期待できます。
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③手続きが比較的簡単
多くの場合、申請手続きは簡便で、必要な書類も最小限です。審査も迅速に行われるため、スムーズに利用を開始できます。
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④医療費控除との併用が可能
デンタルローンで分割する治療には医療費控除の申請もすることが可能です。
デメリット
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①金利負担が発生する
一括払いに比べて、金利分だけ総支払額が増加します。特に長期のローンや高金利の場合、負担が大きくなる可能性があります。
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②手数料が発生する
ローンを途中で解約したり、一括で早期返済する場合、手数料が発生することがあります。契約前に詳細を確認することが重要です。
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③審査が必要
ローンを利用するには、金融機関による審査が必要です。収入状況や信用情報によっては、審査に通らない場合もあります。
当院のデンタルローンの流れ
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01
カウンセリング
患者様の悩みやご希望を伺い、主訴の確認を行います。
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02
検査・診断
お口の現状を確認するために必要な検査を実施します。精密検査が必要な場合は、自費負担が発生することがあります。
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03
治療方針決定・治療の契約
治療方針が決まった後、契約の際にお支払い方法を決定します。デンタルローンを選択される場合は、医院と提携している金融機関や信販会社にローンを申し込みます。
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04
審査
金融機関や信販会社による審査が行われ、審査が通ると治療費の融資を受けることができます。
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05
治療開始
審査通過後、予定していた治療を開始します。
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06
返済開始
治療費と手数料を含む治療費の全額を希望の回数に分割して、定期的な返済を行います。
※治療を受ける患者様が未成年である場合には、保護者様がご契約することも可能です。
医療費控除のメリット・デメリット
医療費控除は、1年間に多額の医療費を支払った際に利用できる税制優遇措置です。
医療費がかさんだ年には、忘れずに申告することで、家庭の経済的な負担を抑えることができます。
医療費控除の申請方法
①医療費の集計
一年間に支払った医療費をすべて集計します。領収書を保管しておくことが重要です。
②確定申告
翌年の確定申告時に、医療費控除の申請を行います。
確定申告書、医療費控除の明細書、医療費のお知らせ、給与所得の源泉徴収票、本人確認書類などの必要書類を揃え、申告書を提出します。
③還付金の受け取り
申請が受理されると、所得税の還付を受けることができます。