マウスピース矯正中にスポーツ・楽器演奏はできる?シーン別の注意点と工夫
マウスピース矯正を始めたいけれど、「スポーツや楽器演奏は続けられるのか」という不安を抱えている方は少なくありません。
特に部活動や趣味で体を動かしたり、管楽器を演奏したりする方にとって、矯正治療中の生活への影響は大きな関心事です。結論から申し上げると、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、多くの場合スポーツや楽器演奏との両立が可能です。ただし、シーンごとに注意すべきポイントや工夫が必要になります。
当院では、インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダーの資格を持つ院長が、年間401件以上の症例実績をもとに、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療計画をご提案しています。本記事では、マウスピース矯正中にスポーツや楽器演奏を続けるための具体的な注意点と工夫について、専門医の視点から詳しく解説します。

マウスピース矯正とスポーツの両立について
スポーツを楽しみながら矯正治療を進めたい方にとって、マウスピース矯正は非常に適した選択肢です。
ワイヤー矯正と異なり、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、運動時の安全性や快適性を確保しやすいという特徴があります。ただし、スポーツの種類によって対応方法が異なるため、それぞれのシーンに応じた工夫が必要です。
接触のあるスポーツでの注意点
サッカーやバスケットボール、ラグビー、格闘技など、身体接触が伴うスポーツでは、口腔内への衝撃リスクが常に存在します。ワイヤー矯正の場合、装置が脱落したり、ブラケットが唇や頬の内側を傷つけたりする危険性がありますが、マウスピース矯正ではそのようなリスクが大幅に軽減されます。
接触スポーツを行う際は、マウスピースを外してスポーツ用のマウスガードを装着することが推奨されます。
矯正用のマウスピースをつけたまま強い衝撃を受けると、装置の破損や歯への過度な負担につながる可能性があるためです。練習や試合が終わったら、速やかにマウスピースを洗浄して再装着し、1日20時間以上の装着時間を確保することが治療効果を維持する鍵となります。
運動中の水分補給と口腔ケア
スポーツ中は発汗により唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥しやすくなります。唾液には自浄作用や殺菌作用があるため、その機能が低下すると虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。特にマウスピースを装着したままスポーツドリンクを頻繁に摂取すると、糖分が歯とマウスピースの間に残留し、虫歯のリスクが大幅に上昇します。
理想的には、水分補給の際にマウスピースを外すことが望ましいですが、実際の運動中には難しい場合もあります。
そのような場合は、スポーツドリンクだけでなく水やお茶も交互に摂取し、口腔内に糖分が長時間残らないよう工夫することが重要です。運動後は必ず歯磨きを行い、マウスピースも専用の洗浄剤で清潔に保つようにしましょう。
食いしばりや歯ぎしりへの対策
ウェイトトレーニングや野球、テニスなど、瞬発的な力を必要とするスポーツでは、無意識のうちに強く食いしばることがあります。矯正治療中は噛み合わせが変化している過程にあるため、歯への負荷が不均衡になりやすく、咬合痛や知覚過敏のような症状が現れることがあります。
このような症状が出た場合は、無理をせず早めに歯科医師に相談することが大切です。当院では、患者様の症状やスポーツの種類に応じて、装着時間の調整や装置の微調整など、柔軟な対応を行っています。

マウスピース矯正と楽器演奏の両立について
楽器演奏、特に管楽器を演奏される方にとって、矯正治療が演奏に与える影響は大きな懸念事項です。
マウスピース矯正は取り外しが可能なため、演奏時には外すという選択肢がありますが、装着時間の確保とのバランスが重要になります。楽器の種類によって影響の度合いや対応方法が異なるため、それぞれの特性を理解した上で適切な対策を講じることが必要です。
管楽器演奏時の注意点
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器は、口の周りの筋肉を強く使い、楽器のマウスピースが唇に直接圧力をかけます。ワイヤー矯正の場合、ブラケット部分が唇の内側に当たって痛みや口内炎を引き起こすことがありますが、マウスピース矯正ではそのようなリスクが軽減されます。
ただし、マウスピースを装着したまま演奏すると、アンブシュア(口の形)が変わり、音色や音程に影響が出る可能性があります。
多くの場合、演奏時にはマウスピースを外し、演奏後に再装着することが推奨されます。クラリネットやサックスなどの木管楽器も同様で、装置をつけた直後は音が出にくくなることがありますが、1〜2週間程度で慣れることが多いとされています。
演奏後の口腔ケアと装置管理
楽器演奏後は、マウスピースを再装着する前に必ず歯磨きを行うことが重要です。演奏中は唾液や湿度がマウスピース内に残りやすく、そのまま装着すると細菌の繁殖や口臭の原因になります。また、長時間の練習で口腔内が乾燥している場合は、水分補給を行ってから装着するようにしましょう。
マウスピース自体も定期的に専用の洗浄剤で清潔に保つことが必要です。
高温での洗浄や放置は装置の変形を引き起こす可能性があるため、ぬるま湯で優しく洗浄することを心がけてください。当院では、患者様の楽器演奏のスケジュールに合わせて、装着時間の管理方法や清掃方法について詳しくアドバイスを行っています。
装着時間の確保と演奏スケジュールの調整
マウスピース矯正の効果を最大限に引き出すためには、1日20〜22時間の装着が推奨されます。楽器演奏を日常的に行う方にとって、この装着時間を確保することが課題となる場合があります。練習時間が長い場合は、休憩時間を活用してマウスピースを装着するなど、工夫が必要です。
演奏会や発表会など重要なイベントが控えている場合は、事前に歯科医師に相談し、装着スケジュールを調整することも可能です。
ただし、装着時間が不足すると治療期間が延びる可能性があるため、日常的には規定の装着時間を守ることが重要です。当院では、患者様の音楽活動と矯正治療の両立を全面的にサポートし、最適な治療計画をご提案しています。

マウスピース矯正のメリットと活動との両立性
マウスピース矯正は、スポーツや楽器演奏といった活動的なライフスタイルを送る方にとって、多くのメリットを提供します。
取り外しが可能であることに加え、透明で目立ちにくいため、日常生活や社会活動への影響を最小限に抑えながら治療を進めることができます。ここでは、活動との両立という観点から、マウスピース矯正の具体的なメリットについて解説します。
取り外し可能な利便性
マウスピース矯正最大の特徴は、患者様自身で装置を取り外せることです。スポーツの試合や楽器の演奏会など、重要な場面では装置を外すことができるため、パフォーマンスに集中できます。食事の際も取り外せるため、ワイヤー矯正のように食べ物が装置に挟まる心配がなく、普段通りの食生活を楽しめます。
ただし、取り外しが自由だからこそ、自己管理が重要になります。
装着時間が不足すると治療効果が得られにくくなるため、活動時間以外はしっかりと装着することを習慣化する必要があります。当院では、装着時間を記録できるアプリの活用など、患者様の自己管理をサポートする方法もご案内しています。
目立ちにくい透明性
マウスピース矯正は透明な素材でできているため、装着していてもほとんど目立ちません。スポーツの試合中や演奏会で写真を撮られる機会が多い方でも、見た目を気にせず自然な笑顔で過ごせます。特に学生や若い世代の方にとって、矯正装置が目立たないことは大きな心理的メリットとなります。
インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、世界中で多くの症例実績があり、技術的にも高度に発展しています。
当院では、インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダーの資格を持つ院長が、豊富な経験をもとに精密な治療計画を立案し、患者様一人ひとりに最適な治療をご提供しています。
痛みや違和感の少なさ
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較して痛みや違和感が少ないとされています。装置を交換した直後は多少の締め付け感がありますが、5日程度で慣れることが多く、日常生活への支障は最小限です。スポーツや楽器演奏といった集中力を要する活動においても、装置による不快感が少ないため、パフォーマンスへの影響を抑えられます。
また、マウスピース矯正は金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。
スポーツ中の衝撃で装置が口腔内を傷つけるリスクも低く、安全性の面でも優れた選択肢といえます。

シーン別の具体的な工夫とアドバイス
マウスピース矯正中にスポーツや楽器演奏を続けるためには、シーンごとに適切な工夫が必要です。ここでは、実際の生活場面を想定した具体的なアドバイスをご紹介します。
学校生活や部活動での対応
学生の方で部活動に参加している場合、練習時間と装着時間のバランスが課題となります。体育の授業や部活動の練習中は装置を外し、休憩時間や授業の合間に再装着するなど、細かな時間管理が重要です。装置を外した際は、専用のケースに必ず保管し、紛失や破損を防ぐようにしましょう。
ティッシュに包んで放置すると、誤って捨てられてしまうケースが多いため注意が必要です。
また、部活動後は汗をかいているため、水分補給と歯磨きを行ってから装置を装着することが理想的です。時間がない場合は、少なくとも口をすすいでから装着するようにしましょう。
社会人のスポーツ活動での工夫
社会人の方がジムでのトレーニングやスポーツサークルに参加する場合、仕事との兼ね合いも考慮する必要があります。仕事中は装置を装着し、運動時のみ外すというパターンが一般的です。運動後のシャワー時に歯磨きを行い、清潔な状態で装置を再装着することで、口腔内の衛生を保てます。
週末に長時間のスポーツ活動を行う場合は、その分平日の装着時間をしっかり確保することが大切です。
当院では、患者様の生活リズムに合わせて、装着スケジュールの調整方法についてもアドバイスを行っています。
音楽活動と治療の両立戦略
音楽活動を本格的に行っている方は、練習スケジュールと装着時間の調整が特に重要になります。毎日数時間の練習がある場合、練習前後の時間を活用して装着時間を確保する必要があります。例えば、就寝時や通勤・通学時間、食事以外の時間帯を最大限活用することで、規定の装着時間を達成できます。
演奏会やコンクールなど重要なイベントが近い場合は、事前に歯科医師に相談し、一時的に装着スケジュールを調整することも可能です。
ただし、長期間装着時間が不足すると治療効果が低下するため、イベント後は通常のスケジュールに戻すことが重要です。当院では、患者様の音楽活動のスケジュールを考慮した柔軟な治療計画をご提案しています。

マウスピース矯正治療を成功させるために
マウスピース矯正は、患者様の自己管理が治療成功の鍵を握ります。スポーツや楽器演奏といった活動を続けながら治療を進めるためには、日々の習慣づくりと定期的な歯科医院でのチェックが欠かせません。
装着時間の管理と記録
1日20〜22時間の装着時間を確保するためには、装着状況を記録することが効果的です。スマートフォンのアプリを活用したり、手帳にメモしたりすることで、自分の装着パターンを把握できます。装着時間が不足しがちな曜日や時間帯を特定し、改善策を講じることが重要です。
特にスポーツや楽器演奏で装置を外す時間が長くなる日は、その他の時間帯で補うよう意識しましょう。
当院では、装着時間の管理方法について患者様一人ひとりに合わせたアドバイスを行っており、治療の進捗状況を定期的に確認しながらサポートしています。
定期的な通院とメンテナンス
マウスピース矯正では、定期的な通院で治療の進捗を確認し、新しい装置を受け取ることが必要です。通院間隔は通常1〜3ヶ月程度ですが、患者様の状況に応じて調整可能です。定期検診では、歯の動き方や装置の適合状態をチェックし、必要に応じて治療計画を微調整します。
スポーツや楽器演奏による影響で歯に痛みや違和感が出た場合は、次回の予約を待たずに早めに相談することが大切です。
当院は西国分寺駅から徒歩2分という通いやすい立地にあり、土日も15時まで診療しているため、平日忙しい方でも無理なく通院できます。完全個室の診療室でリラックスして治療を受けられる環境を整えています。
口腔衛生の徹底
マウスピース矯正中は、装置と歯の両方を清潔に保つことが虫歯や歯周病予防の基本です。食事後は必ず歯磨きを行い、装置も専用の洗浄剤で清潔に保ちましょう。スポーツ後や楽器演奏後も同様に、口腔内を清潔にしてから装置を装着することが重要です。
外出先で歯磨きが難しい場合は、少なくとも口をすすぐだけでも効果があります。
マウスピースを装着したまま糖分を含む飲料を摂取すると、虫歯のリスクが大幅に高まるため、水やお茶以外の飲み物を飲む際は装置を外すことを習慣化しましょう。当院では、患者様の口腔衛生状態を定期的にチェックし、必要に応じてブラッシング指導や清掃方法のアドバイスを行っています。
まとめ
マウスピース矯正は、取り外しが可能で目立ちにくいという特性から、スポーツや楽器演奏といった活動的なライフスタイルを送る方に適した矯正方法です。接触スポーツではマウスガードの使用や水分補給時の注意、管楽器演奏では演奏時の装置の取り外しと演奏後の口腔ケアなど、シーンごとに適切な対応を行うことで、活動と治療の両立が可能になります。
治療を成功させるためには、1日20時間以上の装着時間を確保し、定期的な通院と口腔衛生の徹底が欠かせません。
当院では、インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダーの資格を持つ院長が、年間401件以上の豊富な症例実績をもとに、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適な治療計画をご提案しています。スポーツや音楽活動を続けながら理想の歯並びを手に入れたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
西国分寺駅から徒歩2分、完全個室の診療室で、あなたの笑顔と健康をサポートいたします。詳しい治療内容や料金については、東京・国分寺のオーラルビューティークリニック クラリス歯科・矯正歯科の公式サイトをご覧ください。

著者情報
オーラルビューティークリニッククラリス歯科・矯正歯科院長 引野 貴之
経歴
神奈川歯科大学卒業
日本歯科大学附属病院にて勤務
都内の歯科医院にて副院長として6年勤務
学会・資格など
日本口腔インプラント学会会員(日本口腔インプラント学会認定100時間講習会修了)
公益社団法人 日本歯科先端技術研究所(JIAD)会員/JIAD インプラント認証医
インビザライン矯正 2024年 ブラックダイヤモンドドクター認定(国内約 10名)
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