マウスピース矯正の費用相場を徹底比較|2025年最新版
マウスピース矯正とは?費用相場の基本知識
マウスピース矯正は、透明な装置で歯並びを整える現代的な矯正方法です。金属のワイヤーやブラケットを使わないため、見た目の負担が少なく人気を集めています。
特に社会人や接客業の方など、矯正中も人目を気にしたい方に選ばれることが多いのが特徴です。2025年現在、マウスピース矯正の需要はさらに高まっており、多くの歯科医院が導入しています。
マウスピース矯正の費用は一般的に30万円から80万円程度と幅広く、症状の重さや治療期間、選ぶ医院によって大きく変わります。従来のワイヤー矯正と比べると若干高めの設定になっていることが多いですが、見えにくさや取り外しができる利便性を考えると、多くの方にとって価値ある選択肢となっています。
マウスピース矯正の最大の魅力は、その「目立ちにくさ」にあります。
「矯正したいけど、仕事中に目立つのは避けたい…」
こんな悩みを持つ方にとって、透明なマウスピースは救世主的な存在なんです。
2025年最新!マウスピース矯正の種類と費用相場
マウスピース矯正には実はいくつかの種類があります。2025年現在、日本で主流となっているのは以下の3種類です。
1. インビザライン(Invisalign)
世界的に最も普及しているマウスピース矯正システムです。アメリカ発のこの矯正法は、日本でも多くの歯科医院が採用しています。
インビザラインの費用相場は、軽度の矯正で約28万円、中度の矯正で約50万円、標準的な矯正で約70万円程度となっています。治療期間は症状によって3ヶ月から2年程度と幅があります。
インビザラインの最大の特徴は、3Dシミュレーション技術「クリンチェック」を用いた精密な治療計画にあります。これにより、治療前に完成イメージを確認できるのが大きな安心感につながっています。
また、認定医制度が確立されており、「ダイヤモンドプロバイダー」や「ブラックダイヤモンドプロバイダー」などの称号を持つ医師は症例数が多く、技術力が高いとされています。
2. クリアコレクト(ClearCorrect)
インビザラインに次いで世界的に普及しているマウスピース矯正システムです。日本での導入はインビザラインより後発ですが、近年急速に普及しています。
費用相場は、軽度の矯正で約25万円、中度の矯正で約45万円、標準的な矯正で約65万円程度と、インビザラインよりもやや安価な傾向があります。
クリアコレクトの特徴は、マウスピースの素材が若干薄く、装着感が良いという点です。ただし、インビザラインと比べると日本での導入医院はまだ少なめです。
3. オリジナルマウスピース矯正
各歯科医院が独自に開発したマウスピース矯正システムも増えています。これらは「〇〇デンタルクリニックオリジナルマウスピース」などの名称で提供されることが多いです。
費用相場は医院によって大きく異なりますが、一般的に20万円から50万円程度と、ブランド系のマウスピース矯正よりも安価な場合が多いです。
ただし、技術や品質にばらつきがある点は注意が必要です。実績豊富な医院を選ぶことが重要になります。
あなたはどのタイプのマウスピース矯正が気になりますか?
マウスピース矯正の費用に影響する5つの要因
マウスピース矯正の費用は一律ではありません。さまざまな要因によって変動します。主な要因を5つ紹介します。
1. 症状の重さ
最も費用に影響するのが、歯並びの状態です。軽度の歯列不正なら短期間で治療が完了するため費用も抑えられますが、複雑な症例では治療期間が長くなり費用も高くなります。
例えば、前歯の軽い凸凹を整えるだけなら3〜6ヶ月程度で終わることもありますが、噛み合わせの問題を含む場合は1〜2年かかることも。
私自身、軽度の歯列不正で悩んでいた友人は、わずか4ヶ月のマウスピース矯正で見違えるような美しい歯並びを手に入れました。費用も30万円以下で済んだそうです。
2. 治療期間
治療期間が長くなるほど、使用するマウスピースの枚数が増え、通院回数も増加します。そのため、長期の治療ほど費用が高くなる傾向があります。
一般的に、3ヶ月程度の超短期矯正なら30万円以下、6ヶ月程度なら40万円前後、1年以上の標準的な矯正なら50万円以上というのが相場です。
3. 歯科医院の立地・ブランド
都心の有名クリニックと郊外の歯科医院では、同じマウスピース矯正でも費用に差が出ることがあります。
東京・大阪・名古屋などの大都市圏では家賃や人件費が高いため、矯正費用も高めに設定されていることが多いです。反対に、地方都市では比較的リーズナブルな価格設定のクリニックが見つかりやすいでしょう。
4. 矯正システムのブランド
前述のとおり、インビザラインなどの世界的ブランドと、各医院のオリジナルマウスピースでは費用に差があります。
ブランド系は技術料やライセンス料が含まれるため高額になりがちですが、品質や実績の面で安心感があります。オリジナルマウスピースは比較的安価ですが、医院の技術力によって仕上がりに差が出る可能性があります。
5. 付帯サービス・オプション
歯のクリーニングやホワイトニングなど、矯正に付随するサービスが含まれているかどうかでも費用は変わります。
また、iTeroなどの最新の口腔内3Dスキャナーを使用する医院や、VProなどの加速装置を導入している医院では、それらの機器使用料が含まれることもあります。
これらの最新技術は治療の精度や期間短縮に貢献しますが、その分費用にも反映されるわけです。
インビザラインの費用相場と特徴を詳しく解説
マウスピース矯正の代表格であるインビザラインについて、より詳しく見ていきましょう。
インビザラインは、2025年現在、日本全国で2000軒以上の歯科医院が導入している最も普及したマウスピース矯正システムです。その費用体系は症状によって大きく分かれています。
インビザラインの一般的な費用体系
インビザラインの費用は、一般的に以下のような区分で設定されています:
- 軽度矯正(i7/Lite):約25万円〜35万円(治療期間:約3ヶ月)
- 中軽度矯正(Go):約35万円〜45万円(治療期間:約6ヶ月)
- 中度矯正(Moderate):約45万円〜55万円(治療期間:約1年)
- 標準矯正(Comprehensive):約60万円〜80万円(治療期間:約1〜2年)
これらの価格は税込の総額であることが多いですが、医院によっては検査料や保定装置代が別途必要な場合もあります。事前に確認することをおすすめします。
インビザラインの認定ランク制度
インビザラインには、医師の症例数に応じた認定ランク制度があります。これは治療の質や経験値を示す一つの指標となります。
- ブロンズプロバイダー:年間10〜24症例
- シルバープロバイダー:年間25〜49症例
- ゴールドプロバイダー:年間50〜99症例
- プラチナプロバイダー:年間100〜199症例
- プラチナエリートプロバイダー:年間200〜299症例
- ダイヤモンドプロバイダー:年間300〜400症例
- ブラックダイヤモンドプロバイダー:年間401症例以上
2025年現在、日本でブラックダイヤモンドプロバイダーの認定を受けている医師は10名程度と非常に少なく、全世界でも上位1%のドクターのみが達成できる称号です。
認定ランクが高い医師ほど豊富な経験を持っているため、複雑な症例にも対応できる可能性が高まります。ただし、認定ランクが高い医院は費用が若干高めに設定されていることもあります。
インビザラインの特徴とメリット
インビザラインの主な特徴とメリットは以下の通りです:
- 透明で目立ちにくい
- 取り外し可能で食事や歯磨きの際に不便がない
- 3Dシミュレーションで治療結果を事前に確認できる
- 金属アレルギーの心配がない
- 口内炎などのトラブルが少ない
- 定期的な調整のための通院回数が少なくて済む
特に、クリンチェックと呼ばれる3Dシミュレーション技術は、治療前に歯の動きを視覚的に確認できる点で患者さんに安心感を与えています。
あなたも、食事の度に装置を外せる自由を手に入れてみませんか?
オーラルビューティークリニック クラリスのマウスピース矯正の特徴と費用
東京都国分寺市にあるオーラルビューティークリニック クラリスは、マウスピース矯正「インビザライン」を専門的に提供している歯科医院です。JR西国分寺駅から徒歩2分という好立地にあり、アクセスの良さも魅力の一つです。
同院の院長である引野貴之医師は、2024年にインビザラインブラックダイヤモンド・プロバイダーに認定されています。これは年間401症例以上の実績を持つドクターにのみ与えられる称号で、全世界のトップ1%のドクターのみが受賞できる名誉ある賞です。
日本全国では2000軒以上の歯科医院がインビザライン矯正を行う中、ブラックダイヤモンド・プロバイダーを受賞しているドクターは10名程度と非常に希少です。このことからも、同院の高い技術力と豊富な症例数がうかがえます。
オーラルビューティークリニック クラリスのインビザライン料金体系
同院のインビザライン矯正の料金体系は、症状の程度によって明確に分けられています:
- 軽度の矯正(3ヶ月):28万円(税込)
- 中軽度の矯正(6ヶ月):40万円(税込)
- 中度の矯正(1年):50万円(税込)
- 通常の矯正(1年〜2年):70万円(税込)
また、費用面での負担を軽減するために、12回払いまでは金利手数料0円のデンタルローンも利用可能です。これにより、初期費用の負担を抑えながら矯正治療を始められるのは大きなメリットでしょう。
最新設備による効率的な治療
オーラルビューティークリニック クラリスでは、iTero Element2という最新の口腔内3Dスキャナーを導入しています。従来のシリコンによる歯型採取が40分かかっていたのに対し、このスキャナーではわずか3分で正確な歯型を採取できます。
これにより、インビザラインの到着も従来の2〜3ヶ月待ちから最短1ヵ月に短縮されました。また、治療過程や治療終了時の歯並びのイメージ画像を事前に確認できるというメリットもあります。
さらに、VPro加速矯正装置も導入しており、歯に振動を与えることで細胞を活性化させ、より早い歯の移動を促進します。これにより治療期間を約1/2〜1/3程度短縮できるとされています。使用方法も簡単で、患者は自宅で毎日たった5分間装置を咥えるだけです。
最新技術の導入により、より短期間で効率的な矯正治療が可能になっているのです。
「もっと早く始めておけばよかった」
これは矯正治療を終えた多くの方が口にする言葉です。あなたもその一人になりませんか?
マウスピース矯正のメリット・デメリットを徹底比較
マウスピース矯正を検討する際は、そのメリットとデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、特にインビザラインを中心に解説します。
マウスピース矯正の6つのメリット
マウスピース矯正には、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットがあります:
- 透明で目立ちにくい:透明なマウスピースは、会話中や笑顔の時にもほとんど気づかれません。特に対人関係が重要な仕事をしている方に大きなメリットです。
- 取り外しが可能:食事や歯磨きの際に取り外せるため、食べ物の制限がなく、口腔ケアも通常通り行えます。
- 痛みが少ない:ワイヤー矯正と比べて、装置による頬や舌の傷つきが少なく、痛みも比較的軽減されます。
- 衛生的:取り外して歯磨きができるため、矯正中でも虫歯や歯周病のリスクを低減できます。
- 治療期間の短縮:3Dシミュレーションによる効率的な治療計画や、VProなどの加速装置の併用により、従来よりも短い期間で治療が完了することがあります。
- 通院回数が少ない:一度に複数のマウスピースを受け取り、自分で交換していくため、通院の頻度は2〜3ヶ月に1回程度と少なめです。
これらのメリットにより、忙しい現代人でも矯正治療を無理なく続けられるようになっています。
マウスピース矯正の3つのデメリット
一方で、以下のようなデメリットも理解しておく必要があります:
- 自己管理が必要:効果を得るためには1日20時間以上の装着が必要です。自己管理が難しい方や、つい外してしまいがちな方には不向きかもしれません。
- 適用できない症例がある:重度の噛み合わせ不正や、大きく歯を動かす必要がある場合など、マウスピース矯正では対応できないケースもあります。
- 費用が比較的高い:一般的に、従来のワイヤー矯正と比べると費用が高めに設定されていることが多いです。
特に自己管理の点は重要で、せっかく高額な治療を始めても、指示通りに装着しなければ効果が得られないことがあります。
あなたは自分の性格を考えて、きちんと装着できる自信はありますか?
マウスピース矯正を選ぶ際のポイントと医院選びのコツ
マウスピース矯正を受ける際は、自分に合った医院選びが非常に重要です。以下のポイントを参考にしてください。
医院選びの5つのチェックポイント
良い医院を見極めるためのチェックポイントを紹介します:
- 医師の経験と実績:インビザラインなら認定ランク(ダイヤモンドプロバイダーなど)を確認しましょう。症例数が多いほど、様々なケースに対応できる可能性が高まります。
- 症例写真の確認:自分と似た症状の症例写真があるか確認し、その仕上がりをチェックしましょう。
- 設備の充実度:iTeroなどの口腔内スキャナーやVProなどの加速装置があると、より効率的で精密な治療が期待できます。
- 料金体系の明確さ:初期費用だけでなく、途中で追加費用が発生しないか、保定装置代は含まれているかなど、総額を確認しましょう。
- アクセスの良さ:定期的に通院する必要があるため、通いやすい立地かどうかも重要なポイントです。
私の知人は、職場から遠い医院を選んでしまい、通院の負担から途中で治療のモチベーションが下がってしまったことがありました。通いやすさは意外と重要な要素です。
初回カウンセリングで確認すべきこと
多くの医院では無料カウンセリングを実施しています。その際に確認すべきポイントは以下の通りです:
- 自分の症状はマウスピース矯正で対応可能か
- 治療期間の目安
- 総費用(追加費用の有無)
- 支払い方法(分割払いの有無)
- 治療中の注意点や生活制限
- 治療後の保定期間と方法
これらの点をしっかり確認し、複数の医院を比較検討することで、自分に最適な選択ができるでしょう。
「百聞は一見にしかず」です。まずは気になる医院のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
まとめ:マウスピース矯正で理想の歯並びを手に入れよう
マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができるという特徴から、多くの方に選ばれている現代的な矯正方法です。2025年現在、その技術はさらに進化し、より短期間で効果的な治療が可能になっています。
費用相場としては、症状の程度によって大きく異なりますが、一般的に軽度の矯正で25万円〜35万円、中度の矯正で40万円〜55万円、標準的な矯正で60万円〜80万円程度となっています。
医院選びの際は、医師の経験や実績、設備の充実度、料金体系の明確さなどをチェックポイントとし、複数の医院を比較検討することが大切です。
特に、オーラルビューティークリニック クラリスのような、インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダー認定の医師がいる医院では、豊富な経験に基づいた質の高い治療が期待できます。同院では、iTero Element2やVPro加速矯正装置などの最新設備も導入しており、効率的な治療が可能です。
マウスピース矯正は自己管理が重要なため、1日20時間以上の装着を守れる方に適しています。その点を理解した上で始めれば、ストレスの少ない矯正生活を送ることができるでしょう。
美しい歯並びは、自信に満ちた笑顔をもたらします。それは人生の様々な場面でプラスの影響を与えてくれるはずです。
理想の歯並びを手に入れるための第一歩として、まずは専門医によるカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
著者プロフィール〜オーラルビューティークリニッククラリス 院長 引野貴之
- インビザライン ブラックダイヤモンドプロバイダー(2024年認定)
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 公益社団法人日本歯科先端技術研究所 会員
- JIAD インプラント認証医
- スマイルトゥルーマウスピース型矯正 認定取得
- ハーモニー舌側矯正 認定取得
筆者は医療従事者として常にエビデンスに基づく治療を心掛けております。本記事は一般的な情報提供を目的とし、個別の診断・治療を目的としたものではありません。具体的な治療内容や費用については、必ず医師によるカウンセリングをお受けください。